こちらの部屋にいると2階和室（真上の部屋）を歩いている足音が聞こえてくるので、何か対応できないか、とOB様よりお話しがありまして、今回遮音工事の施行を行いました。約半年前のお話しですが、お客様に本日まで待って頂きました、感謝しています。

和室ですので、畳を上げます、そして防震吊り木の施行を行います。
畳下の構造用合板を剥がして、吊り木の入れ替えを行います。
木の吊り木ですと床の振動が直に伝わるので、下記メーカーの商品を使います。

防震吊り木を施行すると下記のようになります。

よく断熱材（グラスウール）を入れて遮音しましょうと言う方がいますが、断熱材は断熱材、遮音材は遮音材です、お間違いないようにしてください。

遮音マットの敷き込み状況です。

防震吊り木を施行したら、合板を貼り戻して遮音マットを敷き詰めます。

石膏ボード敷き込み状況です。

遮音マットを敷き込んだら、次に石膏ボード敷き込みます、これで2階からの音が緩和されてくると思います。

畳を戻して完了です。
今、畳は厚さ6センチです、遮音工事を行ったので厚さ4.5センチで畳を作りかえないといけません。
畳業者によって畳の厚みで施行ができない場合がありますので注意してください。

写真が前後しますが中央に見えているタテの木材が吊り木の状況です。
2階床根太と天井を繋げています。
これが振動を直下に伝えていると考えられます。

ちなみに施行に関して大工さん一人で私がサポート約です。